プレスリリース
ZF、トランスミッションオイルチェンジキットのラインアップを拡充 ― 内燃機関車、電動車、ハイブリッド車向けに新製品を多数追加
- ZF製以外のトランスミッション搭載車種にも対応
- 車種別専用設計により効率的な整備作業と最適な性能維持を実現
- ラインアップの拡充はZFの「Maintain – Repair – Replace」戦略を反映
車両を構成するあらゆる部品と同様に、トランスミッションオイルも経年劣化や摩耗の影響を受けます。車両の使用条件やオートマチックトランスミッションに関する車両メーカーの推奨情報を考慮し、トランスミッション専門家であるZF Aftermarketは、摩耗に起因する損傷や故障を未然に防ぐため、定期的なオイル交換を推奨しています。ZFは車種別の専用キット、技術データ、ならびにトレーニングプログラムを通じて、一般整備工場が効率的かつ専門的にオイル交換を実施できる環境を提供しています。
定期的なメンテナンスが車両部品を損傷から守り、高額な修理費用を回避することは、自動車業界において広く認識されています。しかしながら、オートマチックトランスミッション(AT)、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)、CVTに関しては、依然として十分にメンテナンスが実施されているとは言えません。トランスミッションオイルは単なる潤滑油ではなく、冷却、汚染防止、制御信号の伝達など、多岐にわたる重要な機能を担っています。そのため、常にこれらの役割を適切に果たせる状態に維持する必要があります。世界最大の独立系トランスミッションメーカーであるZFは、「One transmission – one oil(1つのトランスミッションに1つの専用オイル)」という考え方のもと、トランスミッションオイルを車両に応じて最適化された“構成部品”として位置付けています。
このため、ZF Aftermarketは、あらゆるタイプのオートマチックトランスミッションに対して定期的なオイル交換を推奨しています。これにより、走行距離や負荷が増加した場合でも、車両メーカーが定義した変速特性と従来どおりの快適なドライビング性能を維持することが可能になります。また、定期整備は高額な故障リスクの低減にもつながります。
キット化により整備工場の作業効率を向上
ZF Aftermarketは、トランスミッションオイルを車種別の専用キットとして提供しています。キットには、必要量が正確に計量されたオイルおよび交換に必要な補修部品一式が含まれています。既に適切なオイルを在庫しているワークショップ向けには、補修部品のみを含むオイルなしの仕様も用意しています。さらに、整備マニュアルの提供や各種トレーニングを通じて、一般整備工場の専門性の向上を支援しています。
このオイルチェンジキットのラインアップは、ZF製8HPをはじめとする自社製トランスミッションに加え、他社製のトランスミッションにも拡大しています。また、AT、DCT、CVTを採用するあらゆるOEM車両向けのキットを提供しています。
オイル交換の重要性は、従来型車両のトランスミッションに限りません。あらゆるタイプのハイブリッド車の駆動系も定期的なメンテナンスが必要です。電動モーターを統合したこれらのトランスミッションは、オイルに非常に厳しい要求を課します。ZF Aftermarketは、「ZF ライフガードハイブリッドフルード」により、こうした要求に対応する専用製品を提供しています。
バッテリー式電気自動車(BEV)においても、駆動システムのオイル交換が推奨されます。これらの車両には従来型のギアセットは搭載していませんが、電動アクスル内には減速機が搭載されており、電動モーターの急速なトルク立ち上がりにより内部部品には大きな負荷がかかります。ZFは、各種電気自動車向け電動アクスル用オイルチェンジキットを提供しています。対応キットの詳細および仕様についてはaftermarket.zf.com/catalogをご参照ください。
定期的なオイル交換で「Maximum Uptime(稼働時間の最大化)」を実現
特に高温環境や高負荷条件下で使用される車両、あるいは過去の使用履歴が不明な車両については、トランスミッションオイルの交換が推奨されます。いかなる場合も、車両メーカーの指定に従うことが重要です。トランスミッションは車両の中でも最も複雑かつ高付加価値のコンポーネントの一つであり、交換が必要となった場合には高額な修理費用と長期のダウンタイムが発生します。定期的なオイル交換は、その耐用年数を延ばす有効な手段です。これは、ZFの「Maintain – Repair – Replace」戦略を体現するものです。同戦略は、製品ライフサイクル全体を通じた持続可能な車両活用と、お客様にとってのMaximum Uptime(稼働時間の最大化)の実現を目的とするコンセプトです。