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2025-12-17

静かな明日へ:ZF、ソフトウェア・ディファインド・ビークルにおける“未来の音”を提示

• CES 2026で世界初披露:シャシー向け「アクティブ・ノイズ・リダクション」を発表

• メカトロニクス・アクチュエーターとソフトウェアにより効率的に外部ノイズを低減、追加の遮音ハードウェアは不要

• シャシー振動騒音性能の新基準を打ち立て、車室内タイヤノイズを大幅に低減

フリードリヒスハーフェン/ラスベガス — 車室内に侵入するタイヤノイズは、コントロールアームやダンパーなどのシャシー部品を介して伝播し、不快な騒音として乗員の快適性を損なう要因です。ZFはコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2026)において、新開発のシステム「アクティブ・ノイズ・リダクション」を世界初公開します。本システムは、車両に追加の遮音ハードウェアを搭載することなく、ノイズを発生源で低減するシャシー向けソフトウェアソリューションで、車室内における不快なタイヤノイズを大幅に低減します。将来的にはこのソリューションを他のZFシャシー用アクチュエーターへ展開することも予定しています。

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静かな明日へ:ZF、ソフトウェア・ディファインド・ビークルにおける“未来の音”を提示

ソフトウェアベースの本ソリューションは、加速度センサーを統合したZFのスマート・シャシー・センサーを用い、タイヤからシャシーを通じて車両に伝わる振動を正確に計測します。振動データは独自開発したアルゴリズムで解析され、タイヤ空洞共鳴音の特徴的なノイズパターン(通常約200Hz)特定します。その後、ZFのcubiXソフトウェアを通じてセミアクティブダンパー(CDC)のバルブに位相反転のカウンター信号を生成することにより、ダンパーの微細な動きを活用して実際の減衰性能を損なうことなくノイズを低減します。

ZF取締役でシャシー・ソリューションズ事業部長のピーター・ホールドマン博士は次のように述べています。

「アクティブ・ノイズ・リダクションは、スマートなアルゴリズムを活用してZFコンポーネントの効果をさらに高める優れた例です。当社のセミアクティブCDCダンパーは、市場で明確な独自のセールスポイントを持ち、追加の遮音ハードウェアを必要とせずに新たな快適性の基準を打ち立てます。」


インテリジェント・ダンパーがもたらす卓越した静粛性

― シャシー技術による“未来の音”

ノイズ低減の達成は、CDCダンパーのインテリジェントソフトウェアのみの実装であり、追加の搭載コストやスペースを必要としません。現行ですでに3dB以上のノイズ低減を実現しており、乗員が明確に聴覚的に体感できるレベルになっています。また、将来的には最大10dBの低減も見込んでいます。

アクティブ・ノイズ・リダクションは、車種やユーザーの要求に応じてソフトウェアで柔軟に適応可能です。これにより、従来は高品質なマイクやスピーカーが装備された高級車セグメントに限定されていた、高価な振動騒音ソリューションが価格帯の幅広い車両にも適用でき、新たな市場機会が創出されます。すでに世界のセミアクティブダンパーの約40%がZF製であり、当社はこの分野のマーケットリーダーです。自動運転化の進展に伴い、当社はこの分野での売上増加を期待しています。


シャシー2.0戦略の一部として

アクティブ・ノイズ・リダクションの量産は2028年に開始予定です。将来的には、この機能を他のZF製アクチュエーターへも展開し、ブレーキ鳴きの低減や、フルアクティブダンパーシステム「sMOTION」などへの応用を検討しています。

「システムに対する知見とスマートなアルゴリズムにより、メカトロニクス・アクチュエーターを真のイノベーションドライバーとして提供できました。今後もソフトウェアベースの制御アプローチを他のZFアクチュエーターへ拡張していきます。私たちの目標は明確で、ソフトウェアによって自身のノイズだけでなく外部騒音も効率的に低減できるメカトロニクス・アクチュエーターの実現です。」とホールドマン博士は語っています。

この新機能は、ZFのシャシー2.0製品戦略に完全に適合しています。シャシー2.0では、インテリジェントでネットワーク化されたアクチュエーターを用い、ソフトウェアを通じて新たなシャシー機能の実現を可能にしています。ブレーキ、ステアリング、ダンパーといったインテリジェントアクチュエーター、拡張性の高い電子・電気(E/E)アーキテクチャ、革新的なソフトウェアを高度に統合し、柔軟性の高いシステムを構築しています。

「シャシー2.0によって、ソフトウェア・ディファインド・ビークルへの基盤を築いています。」とホールドマン博士は述べています。

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