プレスリリース
バスワールド2025:ZF、スマートモビリティソリューションで市場成長を上回る成果を実現
- ドライブライン、シャシー、安全およびデジタルソリューションにおける新技術を発表。効率性の向上と総保有コスト(TCO)の削減を実現
- 世界初公開:次世代バスおよび長距離バス向けに設計された新型アクスルを発表。高効率化、20%のトルク容量増加、積載能力の向上を提供
- 電動性能:高い認証効率を誇るセントラルドライブ「CeTrax 2 dual」を搭載。「エア供給ユニット」には静粛性と効率性に優れた、オイルフリーでスクロール式の電動エアコンプレッサ「e-comp Scroll」を組み合わせ、TCOの最適化を支援
ベルギー、ブリュッセル発;ZFはバスワールド 2025展示会にて、人々の移動をよりスマートに、安全に、そして持続可能にする次世代のバスや長距離バスの最新技術を発表しました。脱炭素化、自動化、インテリジェントシャシー、安全性、デジタルソリューションを網羅した包括的なポートフォリオを通じ、ZFは世界中の顧客に対して、効率性と性能を新たなレベルに引き上げ、総保有コスト(TCO)の削減を支援しています。
ZF商用車ソリューションズ事業部(CVS)のEMEA地域統括シニア・バイスプレジデントである ファビアン・シュレーゲル(Fabian Schlegel)は次のように述べています。
「当社のバス事業は過去3年間で30%成長し、現在では10億ユーロを超える受注残高を抱えています。これは、ZFが市場のニーズに応える製品を提供していることの明確な証です。開発から導入に至るまで、お客様に提供するすべてのソリューションで総保有コストを中心に据えています。効率性、信頼性、安全性、そして持続可能性を各製品・システムに組み込むことこそが長期的価値を生む鍵です。このアプローチが力強い成長を後押ししており、当社のバス技術事業は市場全体の成長率を上回るペースで拡大しています。これにより、ワールドワイドな業界でリーディングパートナーとしての地位をさらに強化しています。当社の深い技術力、グローバルな展開力、そして革新的なソリューションを大規模に展開してきた実績により、より多くのOEMおよびフリート事業者が当社のインテリジェントシステムを車両に採用しています。」
バスワールド2025での主な展示内容
ZFは本展示会にて、次世代バスおよび長距離バス向けプラットフォームに対応する新世代アクスルを初公開しました。
「A134アクスル」は、既存の取付けポイントを維持しながら、回生能力の向上と軽量化によって全体的なエネルギー効率の向上を実現。さらに従来比で最大20%のトルク容量増加と4%以上のエネルギー消費削減を可能にする「AV134ポータルアクスル」の詳細も発表しました。量産開始(SOP)は2027年を計画しています。
また、ZFは電動ドライブに関する新たな性能データを発表、最新の電動セントラルドライブ「CeTrax 2 dual」は、少なくとも94.5%の効率を達成しました。また、電動ポータルアクスル「AxTrax 2 LF」は、SORTテストに基づき従来モデルと比較して最大20%のエネルギーを削減しました。更に、6x2および6x4構成に対応しており、OEMでの柔軟な設計が可能です。
ZFは新たに加わった電動付属システムのラインナップも展示しました。新開発の「エア供給ユニット」には新たに投入されたオイルフリー「e-comp Scroll」電動エアコンプレッサを搭載し、高効率かつ低騒音・低振動・低ハーシュネス(NVH)性能を実現することで、静粛な電動バスの特性に適した設計となっています。
受賞歴のあるイノベーション
バスワールド 2025でZFの「ブレーキおよび電動ドライブ・シナジープログラム」が「デジタルアワード」を受賞しました。新型電動ドライブとモジュラー式ブレーキプラットフォーム「mBSP XBS」をベースにしたソリューションで、先進的なソフトウェアを用いて駆動系と制動系を統合・同期させ、エネルギー効率を最大化しつつ完全な車両安定制御を確保することで、フリート事業者の運用コスト削減とTCO低減に貢献しています。
また、ZFは「ソフトウェア アップデート マネジメント システム(SUMS)スイート」を発表。これにより、バスおよび長距離バスメーカーは、UN/ECE R156に準拠し、安全かつ確実に車両ソフトウェアの更新・サイバーセキュリティ要件を満たすことが可能になります。
拡充する安全技術ポートフォリオ
ZFは、法規要件を満たすADAS(先進運転支援システム)技術の開発を通じ、安全性の向上を推進しています。既にADASラインナップはGSR(一般安全規制)に準拠しており、バスワールド 2025では新たにGSRに対応した2つのソリューションを発表しました。
•Advanced Driver Distraction Warning(先進ドライバー注意散漫警報):運転者の動作を監視し、注意散漫や疲労、その他危険行動を検知
• Event Data Recorder(イベントデータレコーダー):事故関連の車両データを記録し、事故調査や安全分析を支援
(※EU規則EU 2027/2400認証に基づく)