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2025-11-07

ハイブリッドのさらなる進化:ZF、IAA 2025でPHEV用トランスミッション「8HP evo」を発表

  • 急増するハイブリッド需要に対応:「8HP evo」は世界のトレンドに合わせさらに進化
  • 高効率かつ高い柔軟性:モジュール設計により様々なハイブリッド仕様に対応
  • 効率改善により10%以上の航続距離伸長


【ドイツ・フリードリヒスハーフェン/ミュンヘン発】

ZFはIAA 2025にて、世界的なハイブリッド需要拡大に応える形で進化したハイブリッド対応オートマチックトランスミッション(AT)、「8HP evo」を発表しました。

「8HP evo」は現世代ハイブリッド対応8速ATをベースに数々の技術革新を織り込み、幅広いハイブリッドプラットフォームや自動車メーカーのニーズに対応可能な設計となっています。

ZFは、次世代のさらなる電動化拡大に向け技術的基盤を提供していきます。

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ハイブリッドのさらなる進化:ZF、IAA 2025でPHEV用トランスミッション「8HP evo」を発表

ハイブリッド車市場は現在急成長していますが、特に米国やアジアでの需要が全体を牽引しています。

2032年までに世界全体で約10%の成長率が予測されており、各自動車メーカーは多様な顧客ニーズに応えるべくハイブリッドモデルのラインナップを拡充しています。ZFの取締役で電動駆動技術部門を統括するマティアス・ミードライヒは次のように述べています。

「自動車メーカーは幅広い駆動ポートフォリオに対応できる迅速かつ柔軟でスケーラブルなソリューションを求めています。『8HP evo』はまさにそれらのニーズ提供しカバーするものです。ハイブリッド化はCO2削減のための暫定的な解決策ではなく、全体の解決策の一部です。『8HP evo』は航続距離、効率性、柔軟性を兼ね備えており、世界各地の市場多様性に適応できる技術です。」


8HP evo:ハイブリッドを実現するトランスミッション

ZFの8速ATは、当社における最も成功した製品のひとつで、現行モデルでは、内燃機関に加えハイブリッド用途にも対応できるよう、モジュール設計となっています。「8HP evo」では、電動化と効率性をさらに高める改良が施されており、部品点数がの削減により軽量化と組立工程の簡素化を実現しています。

電動航続距離の向上のため、モーター、パワーエレクトロニクスに加え、機械部品まで改良を行っています。コントローラ性能の向上により、より高度なソフトウェア搭載が可能になったため、自動車メーカーはトランスミッション制御ソフトウェアとの協調及び適合ががより容易になりました。


電動化の知見を活かした製品の進化

「8HP evo」は、ZFの革新的なSELECTプラットフォームの成果を反映した製品です。ZFが開発した柔軟性と拡張性を備えた電動化ソリューションを活用し、これら主要技術を連携させることで最大限の性能が発揮されてい発揮ます。ZFの電動駆動技術開発責任者であるオトマー・シャラー博士は次のように述べています。「これらの技術的知見は、当社製品の進化に直接活かされています。これにより、ハイブリッドにおいても電動化のメリットを最大限に引き出すことが可能になります。」プラグインハイブリッド(PHEV)モデルでは、モーターの最大電出力が160kWから200kWへ、最大トルクが500Nmから600Nmへと向上しています。入力軸での損失は約28%削減され、機能面の進化と合わせることで同一バッテリー容量でも最大10%の航続距離向上が可能となりました。

さらに、環境負荷の高いレアアース資源の使用量を削減することで、コストと持続可能性にも貢献しています。「『8HP evo』ハイブリッドトランスミッションはモジュール設計により、中型車から高級車まで幅広いニーズにコスト効率よく対応できています」とシャラーは述べています。これまでのハイブリッド対応8速ATは、48Vマイルドハイブリッド(MHEV)および400V PHEV向けに設計されていましたが、「8HP evo」では400Vハイブリット(HEV)にも対応。回生ブレーキなどにより走行中にバッテリーを充電できるこの技術は、PHEVよりも軽量かつ低コストに実現可能です。

48Vマイルドハイブリッドと比較して、ハイブリッドはエンジン始動や加速時の駆動アシストに加え、充電インフラに依存しない電動走行が可能です。ZFは米国市場を中心に高まるハイブリッド需要に対応しています。

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Karin Markenstein

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Johannes Jerg

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Electric Mobility, Artificial Intelligence