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2019-06-07

ZF、Eモビリティ事業部を拡大

  • オフィスと研究開発用の新社屋をシュヴァインフルトの事業部本部に建設
  • セルビアと中国に電動ドライブの生産拠点を新設

ドイツ、シュヴァインフルト/フリードリヒスハーフェン発;ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社(以下、ZF)は、電動モビリティ事業をさらに強化するため、社屋と生産拠点を新設します。このほど、シュヴァインフルトのEモビリティ事業部本部に、管理、営業および研究開発部門のための新社屋を開設しました。また、セルビアの首都ベオグラード近郊のパンチェヴォで、電動ドライブの新工場が操業を開始する予定です。

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ZF、Eモビリティ事業部を拡大

ZFの取締役会メンバーでEモビリティおよび生産分野を担当しているマイケル・ハンケルは、次のように述べています。「電動ドライブラインソリューションの需要が大幅に高まっているため、ZFはこの部門に多額の投資を行い、魅力的な雇用機会を創出するとともに、生産能力を向上させています。当社はEモビリティによって、次世代のモビリティソリューションへの道を切り開き、世界的な車両排出ガスの削減に貢献しています。」Eモビリティ、車両制御、自動運転、および統合安全は、ZFの「Next Generation Mobility(次世代のモビリティ)」戦略を支える4つの技術的な柱です。

最新のオフィスコンセプト

ZFはシュヴァインフルトの新社屋に、従業員約520人分のスペースを確保しています。この職場環境のベースとなっているZFのオフィス3.0コンセプトは、プロジェクトベースの柔軟な業務を実現し、従業員相互のコミュニケーションを容易にします。Eモビリティ事業部責任者のヨルグ・グローテンドーストは、次のように語っています。「この最新のオフィスコンセプトは、完璧で万能な作業環境を提供し、アジリティとデジタル化を特徴とする現代社会でも見られる変化を反映しています。当社は優れた従業員に、素晴らしい職場を提供したいと考えています。」3,000万ユーロを投じた社屋には、16のテストベンチと検査設備も備えられ、電動およびハイブリッドドライブやそのコンポーネントのテストに使用されます。

シュヴァインフルトは世界最大規模のZF拠点の1つであり、9,400人を超える従業員が勤務しています。またZFは、この地方で最大の企業でもあります。2016年に設立されたEモビリティ事業部に加え、アフターマーケット事業部の拠点もシュヴァインフルトに置かれています。

電動ドライブの新生産拠点

ZFは、さらに2つの拠点でEモビリティ事業部を拡張し、生産能力を高めています。ちょうど1年前に建設が始まったパンチェヴォの新工場が、まもなく稼働を開始します。セルビアの首都ベオグラードから14キロメートル北東に位置するこの工場では、主に電動モーター、ハイブリッドおよび電動ドライブ向けのジェネレーター、トランスミッションセレクター、マイクロスイッチが製造されます。同工場は、こうした製品への拡大する需要に対応できるよう、すでに拡張が進められており、将来的には約1,000人の従業員が勤務する予定です。電動ドライブのもう1つの生産拠点は、中国・上海の南に位置する杭州に現在建設中で、来年には稼働を開始する見込みです。

ハンケルは次のように述べています。「当社はお客様に、優れたテクノロジソリューションを提供したいと考えています。長期にわたって成功を続けるには、テクノロジーにおけるリーダーシップに加え、コスト面での優位性も必要となります。当社は、従業員のコミットメントと世界的な生産ネットワークを通じて、こうした目標を達成できます。さまざまな地域でバランスよく存在感を発揮し、お客様の身近で競争力の高いコスト構造を実現できます。」

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Michael Lautenschlager

Head of Communications E-Mobility

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