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2023-01-12

ZF、新経営陣で2023年をスタート

  • ホルガ―・クライン博士が、1月1日付で CEOに就任
  • ミヒャエル・フリックとピーター・レイア―博士が6名体制の強力な取締役会メンバーに就任
  • 今年初の見本市であるラスベガスのCESでは、ソフトウェア・デファインド・ビークル、自律運転シャトル、Eモビリティ製品に注力

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ZF、新経営陣で2023年をスタート

ドイツ、フリードリヒスハーフェン/米国ラスベガス発; テクノロジー企業であるZFは、新体制の経営陣で新年をスタートしました。1月1日より、ホルガ―・クライン博士が最高経営責任者に就任し、最高財務責任者のミヒャエル・フリックと商用車ソリューションおよびインダストリアル・テクノロジー事業部を主導するピーター・レイア―博士が、7名から6名体制に縮小した取締役会の新しいメンバーに就任しました。ZFは、年明け最初の大きなイベントとして、ラスベガスで開催されたテックイベント「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、ソフトウェア・デファインド・ビークルと次世代自律運転輸送システム向けの製品を発表しました。

CEOのホルガ―・クライン博士は次のように述べています。「経営陣や世界中の従業員と共に、当社のコンセプトである持続可能で、安全で、誰にでも手の届くモビリティの実現を心から楽しみにしています。同時に、地球温暖化防止やデジタル化、市場の変化、不安定さを増す経済環境など、先見性と迅速な対応が求められていますが、過去108年間、変革できることを実証し続けてきたと自負しています。」

クライン博士は、2014年にZF フリードリヒスハーフェンAGに入社し、2018年に取締役会メンバーに任命されました。新最高経営責任者は、コーポレート・セールス、研究開発、自律運転モビリティシステムのシステムハウス、アフターマーケット事業部を統括します。ミヒャエル・フリックと ピーター・レイア―博士は、クライン博士と同時に取締役に就任しました。レイア―博士は、商用車ソリューションおよびインダストリアル・テクノロジー事業部、生産、インド地域を統括します。2022年12月にZFに入社したフリックは、1月1日付で最高財務責任者に就任し、M&A、 IT、デジタル化の責任者も兼任します。

取締役会メンバーであるマーティン・フィッシャー博士は、米国でのこれまでの職務(アクティブセーフティシステム、パッシブセーフティシステム、エレクトロニクスおよびADAS事業部、北米・南米地域、品質)に加えて、カー・シャシー・テクノロジー事業部の責任者も務めます。アジア駐在のシュテファン・フォン・シュックマンは、アジア太平洋地域と電動パワートレイン・テクノロジー事業部に加え、資材管理を統括します。最高人事責任者のサビーナ・ヤスクワは、引き続き人事・サステナビリティ・法務・コンプライアンスを統括します。

「新たな体制のもと、業務を仕分けし、効率性を上げ、北米とアジアにおける顧客との緊密な関係性構築に注力します。事業部、ビジネスユニット、各地域のチームとの密接な協力と、そのパフォーマンスに対する深い信頼により、この決定に至りました。」とCEOのクライン博士は述べています。

クライン博士は、フリードリヒスハーフェンでの新年最初のグローバル経営会議で、ZFが困難な時期にも多くのことを成し遂げ、さらに戦略的に発展したことを強調しました。「変革に取り組み、危機を乗り越えた当社の力を信じています。ウクライナの戦争とその広範な影響、モビリティの変遷、売上高の低迷、サプライチェーンの問題、Covid-19パンデミックによる影響など、集中力と柔軟性を必要とする大きな課題は今後も続いていきます。」このような状況下で、有望なテクノロジーの選定と、それをさらに強化する方法を検討すると同時に、あらゆる分野で複雑さを軽減し、より迅速に行動し、機会をより有効に活用できるようにしたいと考えています。

ZFは2023年の幕開けとして、ラスベガスで開催されたCESに出展しました。ここでは、ソフトウェア・デファインド・ビークル、自律運転モビリティシステム、電動モビリティ向けの製品に焦点を当て、演算能力を向上させたマルチドメイン・高性能コンピューター「ZF ProAI」の新世代モデルを初めて発表しました。自律運転シャトルなどの中央制御ユニットを備えた未来の車両コンセプトに、重要なコンポーネントを供給することができる「ZF ProAI」

は、すでに約1400万台を受注し、さらなる受注増加が期待されています。

ZFはCESで次世代の自律運転型シャトルも発表しました。完全自律運転(レベル4)が可能で、現地の法制度が許す限り、セーフティドライバー無しで多様な交通状況下を走行できます。ZFは、新しいシャトルの使用について、米国のモビリティサービスプロバイダーのBeep社と提携することを合意しました。米国で使用されるレベル4シャトル車両の計画台数は数千台を想定しています。

先進的な接触型ヒーター「ZFヒートベルト」は、寒冷時の電気自動車航続距離を最大15%向上させます。シートヒーターやステアリングホイールヒーターと組み合わせることで、車内全体を暖めなくても快適な車内環境を整えられ、暖房を低く設定することで、電気自動車のエネルギー消費を大幅に削減できます。ヒートベルトは、均一な体温に近い温かさを感じられます。

3月16日(木)に予定されているフリードリヒスハーフェンでの決算発表で、CEOのクライン博士とCFO のフリックは、2022年度を振り返り、今年度の展望とZFの戦略方針を説明する予定です。

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