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2022-07-08

ZF監査役会、ZF Friedrichshafen AGの取締役会会長兼CEOにホルガー・クライン博士を任命

  • インダストリアル・エンジニアであるホルガ―博士(52)が、ウォルフ=ヘニング・シャイダーの後任として、2023年初頭に引継ぎ予定。
  • 最高財務責任者(CFO)のコンスタンチン・ザウアー博士、商用車ソリューション事業部を担当する取締役会メンバーのウィルヘルム・レームが、2022年末までにZFを退社。
  • 監査役会は、商用車およびサプライヤー業界において経験豊富なピーター・レイアー博士をZFの取締役会メンバーに任命。

ドイツ、フリードリヒスハーフェン発;ZFの取締役会のメンバーとして、アジア太平洋地域、カー・シャシ・テクノロジーおよびアフターマーケット事業部、生産を担当するホルガ―・クライン博士は、2023年初めに、ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG(ZF Friedrichshafen AG)の取締役会会長兼CEOとしてウォルフ=ヘニング・シャイダーから引継ぎます。同時に、ピーター・ライアー博士が取締役会メンバーに加わり、ウィルヘルム・レームの後任として商用車ソリューション(CVS)およびインダストリアル・テクノロジー事業部を主導します。また、 ZFのCFOであるコンスタンチン・ザウアー博士は、2022年末までに、長きにわたり務めてきたZFを退社します。後任は監査役会により、まもなく任命される予定です。

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ZF監査役会、ZF Friedrichshafen AGの取締役会会長兼CEOにホルガー・クライン博士を任命

ZFの監査役会会長であるハインリッヒ・ハイジンガー博士は、次のように述べています。「ZFは、素晴らしい実績で高く評価されている取締役会メンバー3人の契約が同時に終了するという難題に直面しましたが、今、2人の後継者を発表できることを非常に嬉しく思います。また、ザウアー博士の後任者任命のプロセスもすでに進んでいます」。

ホルガ―・クライン博士は、経営コンサルティングファームのマッキンゼーから経験豊富な業界のエキスパートとして2014年にZFに入社しました。彼は2015年から、米国のTRW Automotive買収とその統合を主導し、かつ予定より早期に完了させました。また、2017年の初めにはカー・シャシ・テクノロジー事業部の責任者として、ZFの「Next Generation Mobility (次世代のモビリティ)」戦略の下、製品群を再構築しました。2018年からはZF取締役会のメンバーとして、上海からアジア太平洋地域とインド地域を主導することに加え、カー・シャシ・テクノロジー事業部やアフターマーケット事業部、そしてZFの生産部門も担当しています。彼はリーダーシップを発揮し、アジアの従来の完成車メーカーだけでなく、新興メーカーからの受注も獲得、ZFの戦略的かつ未来志向型の製品を提供するお客様を得ることができました。さらに、彼はZFのシステムプロバイダーとしての位置付けに貢献しています。また、クライン博士は、技術が急速に変化しているこの機会を利用してZFの事業拡大するため、特に中国において新しい開発センターと生産施設の創設を推進しています。

ハイジンガー博士は次のように述べています。「取締役会メンバーとして、ホルガー・クライン博士は、今後数年間の戦略策定に深く関与しています。彼は独自の考えを盛り込みながら、ZFにおける変革をダイナミックに継続するでしょう」。2022年10月1日付けで、クライン博士はZF取締役会の副会長に就任し、その後、2023年1月1日付けで、ZFを退社するウォルフ=ヘニング・シャイダーの後任として、取締役会会長兼CEOに就任する予定です。

ウォルフ=ヘニング・シャイダー(60)は、ロバート・ボッシュ社(Robert Bosch GmbH)の自動車技術事業部門の責任者やマーレ(Mahle)グループの取締役会会長兼CEOなどの要職を務めた後、2018年初めに取締役会会長兼CEOとしてZFに加わりました。現在、彼は、ZFグループの研究開発とセールス領域も担当しています。ハイジンガー博士は次のように述べています。 「ウォルフ=ヘニング・シャイダーは、ZFの変革のために戦略的方向性を示し、重要なマイルストーンを達成しました。継続性にフォーカスしたZFの変革を実現するために、年末までZFのために尽力します」。

ZFの株式の93.8パーセントを保有するフリードリヒスハーフェン市のツェッペリン財団代表のアンドレアス・ブラント氏は、次のように述べています。「ZFはかつてないほどのダイナミックな変革を遂げています。ホルガー・クライン博士が新しい会長に任命されたことは、社内外、双方にとって極めて良い重要なシグナルと言えます」。また、ZFの株式の6.2%を保有するDR. ユルゲン・ウルダップ財団代表のヨアヒム・マインネッケ博士は次のように強調しています。「クライン博士は最高レベルで必須条件を備えており、ZFという会社、そのお客様やサプライヤー、業界だけでなく、現在および将来取り組むべき課題が何かを理解しています」。

また、ZF取締役会副会長で、財務、IT、M&Aの責任者であるコンスタンチン・ザウアー博士も、2022年末に長年勤務したZFでの任務を終了します。インダストリアル・エンジニアで経営学の博士号も取得している彼は1990年にZFに入社、2000年にZFの南米地域の社長に就任、2010年にはZFグループの最高財務責任者(CFO)となり、数々の買収、ZFの変革とさらなる成長を成功に導く基盤を築きました。「監査役会は、近くザウアー博士の後継者を任命する予定です。この困難な時期に、彼は当初の予定に反して、年末まで残ることに同意してくれました。彼の長きにわたる貢献に心から感謝します」。と、ハイシンガー博士は62歳の彼のZFでの実績を強調しました。

取締役メンバーであるウィルヘルム・レーム(63)も、契約満了により2022年末までにZFを退社します。機械工学を修めた後、2003年にZFに入社、2010年に旧ZF Passau GmbHの取締役会会長に就任、その後ZFの取締役会のメンバーとなりました。彼は、2012年から取締役会のメンバーとして、商用車ソリューション(CVS)およびインダストリアル・テクノロジー事業部、資材管理を担当しています。ハイシンガー博士は次のように述べています。 「ウィルヘルム・レームは、ZFの商用車事業部のマネージャーを長年務め、WABCO社との統合を成功に導き、2022年初頭のCVS事業部始動に重要な役割を果たしました。さらに、風力発電事業を立ち上げとその成功に貢献し、インダストリアル・テクノロジー領域に大きな刺激を与えてくれました。数々の実績、そして過去2年間にわたる困難に取り組んでくれたことに、監督委員会は心から感謝しています」。

監査役会は、ピーター・レイアー博士をウィルヘルム・レームの後任として取締役会メンバーに任命しました。ZFの商用車ソリューションおよびインダストリアル・テクノロジー事業部を主導します。 54歳の彼は工学分野で博士号を取得、コンチネンタルやベントラー(Benteler)といった業界屈指の企業でさまざまな要職を歴任した後、2016年にクノールブレムゼ(Knorr-Bremse)に入社、2021年まで商用車部門を率いていました。ハイシンガー博士は次のように述べています。「ピーター・レイアー博士には、自動車部品サプライヤーや商用車業界における長年の経験と知識があります」。2023年1月1日からで、レイア―博士は、ZFの取締役メンバーとして、商用車業界世界最大のサプライヤーである商用車ソリューション事業部を主導します。

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コーポレート・コミュニケーション 姫野佐和 (JapanPresse.TKY@zf.com)

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