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2019-01-15

ZFの電動ドライブシステムが英国の燃料電池バスに採用

  • ZFの電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」がADL社製の燃料電池バスに初めて採用
  • ZFは性能を最適化するシステムソリューションを提供
  • 新しい試作車は実地試験で素晴らしい性能を発揮

ドイツ、フリードリヒスハーフェン/スコットランド、ラーバート発; ZFの電動ドライブアクスル「AxTrax AVE」が、イギリスのバスメーカー、Alexander Dennis 社(ADL)の新しい燃料電池ダブルデッカー(2階建てバス)に採用されました。さらにZFは、性能を最適化するその他のハードウェアやソフトウェアソリューションも提供します。現在、初の試作車が実地試験で優れた性能を発揮しています。

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ZFの電動ドライブシステムが英国の燃料電池バスに採用

ドイツ、フリードリヒスハーフェン/スコットランド、ラーバート発; ZFの電動ドライブアクスル「AxTrax AVE」が、イギリスのバスメーカー、Alexander Dennis 社(ADL)の新しい燃料電池ダブルデッカー(2階建てバス)に採用されました。さらにZFは、性能を最適化するその他のハードウェアやソフトウェアソリューションも提供します。現在、初の試作車が実地試験で優れた性能を発揮しています。

ZFで商用車事業部を統括するフレデリック・シュテッドラー(Fredrik Staedtler)は、次のように述べています。「ADL社に電動ドライブソリューション『AxTrax AVE』を採用いただいたことを大変嬉しく思っています。当社は、車両プラットフォームの電動化が容易に行えるようなシステムを開発しました。引き続き、都市中心部のゼロエミッション化に貢献していきます。」

AxTrax AVEは、燃料電池を積んだバスに搭載されます。このバスは、ADL社のEnviro400型バスをベースにしています。安全なシステムにより水素から作られた電気は電動ポータルアクスル内の2つの電動ホイールハブモーターを動かします。燃料電池は化石燃料を使用しないため、生成されるのは蒸気だけで、有害な排出物は発生しません。

システムを共同で開発

ZFは初期段階から、ADL社によるダブルデッカー燃料電池バスの2年にわたる開発に参加してきました。実地試験において、試作車はイギリスのさまざまな都市で実際のバスルートを走行しました。Enviro400の設計は、その優れた効率によって評価されています。

またZFはAxTrax AVEに加え、インバーター、EST 54電動コントロールユニット、コントロールソフトウェアも提供しています。ZFの統合システムは、ADL社のテストと承認コストを削減しつつ、駆動系システムの性能、効率、耐用年数を最適化しています。同社はすでに、新しい燃料電池ダブルデッカーバスの試作車を、複数の運送会社や一般に向けて公開しています。

優れた効率と実績

AxTrax AVEは2012年に発表されて以来、世界中で採用されています。この電動ドライブアクスルは、燃料電池車だけではなく、ハイブリッド車や、リチウムイオン電池で駆動する純電気自動車など、幅広い用途に活用できます。許容軸重13トン、合計出力250kWの駆動性能と、コンパクトなデザインがパッケージングの面でもメリットをもたらします。

動力の伝達に従来型のユニットやユニバーサルジョイントシャフトが不要なため、デザインや車室設計の自由度が増すメリットもあります。車両メーカーは、たとえば座席や立席のスペースを追加したり、乗降口の段差をなくしたり、通路を完全にフラットにすることができるようになります。

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Commercial Vehicle Technology, Fleet Management Solutions and Electric Mobility

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