プレスセンター
2022-02-23

ZF、「Polestar 0プロジェクト」に参加、クライメート・ニュートラル車両を目指す

  • サプライヤーや研究機関と業界全体にわたる提携
  • 2030年までに完全なクライメート・ニュートラル車両を目指す先駆的取り組み
  • 車両ライフサイクル全体に焦点:資材調達から生産、運用、リサイクルまで

ドイツ、フリードリヒスハーフェン発;ZFは、「Polestar 0 プロジェクト」に参加した初めての自動車業界のティア1サプライヤーとして、パートナーとともにモビリティの脱炭素化を推進し続けます。スウェーデンの自動車メーカーによるこのプロジェクトは、2030年までに完全なクライメート・ニュートラル車両をつくることを目指し、植樹や排出権の購入によって補うのではなく、車両ライフサイクル全体で排出を回避することを主な目的としています。

詳細を表示
ZF、「Polestar 0プロジェクト」に参加、クライメート・ニュートラル車両を目指す

2030年までに生産準備が整う完全クライメート・ニュートラルの乗用車開発は、3年以内の予備開発フェーズを経て開始されます。ポールスターは、ボルボと吉利(Geely)が設立した電気自動車メーカーで、排出量実質ゼロに向けた課題に取り組むため、業界を超えた基本的な連携構築に注力しています。そして、現在、自動車業界のサプライヤー、研究機関、スタートアップ企業、投資家、政府、NGOとの協力関係を築いています。

ZFのクライメート・ニュートラル達成までロードマップをサポート

ZFは、自動車業界で最初に参加を決定した最大級のテクノロジーグループの一つです。ZFの取締役会のメンバーで電動パワートレインテクノロジー事業部を担当するシュテファン・フォン・シュックマンは次のように述べています。「Polestar 0プロジェクトは、ムーンショットの素晴らしい取り組みです。ZFは、この取り組みを熱心にサポートすることで、当社全製品のライフサイクル全体で資材調達から製造まで、あらゆる側面をカバーする当社独自の総合的気候保護プログラムを完全なものとします。2040年までに、ZFは真のクライメート・ニュートラルを達成するでしょう」。

ZFは、持続可能性関連の提携に関する独自のエコシステム拡大の機会として「Polestar 0プロジェクト」への参加を活用し、大学、サプライヤー、スタートアップ企業と協力して、排出量削減と資源節約に貢献するための基準を作成します。ZFはまず、持続可能性に関する目標達成のための電動ドライブラインの開発、調達、および製造にフォーカスすることで、このプロジェクトに寄与していきます。さらにZFは、システムのノウハウ、およびドライブトレイン、シャシ、アクティブ/パッシブセーフティといった業界で最も包括的な製品ポートフォリオを提供することで、より価値ある貢献をしていきます。

補填ではなく実質的な排出量削減

「Polestar 0プロジェクト」は、排出権の購入による相殺ではなく、実際の排出回避に注力します。またこれは、この種の最初の包括的取り組みでもあります。

ポールスターのトーマス・インゲンラートCEOは次のように述べています。「Polestar 0プロジェクトでのZFとのコラボレーションを発表できることを大変嬉しく思います。この提携は、2030年までにクライメート・ニュートラル車両を生産するために、化石燃料を使用しない自動車システムソリューションを見つけ出すことを目的としています。私たちの任務は、完全電動ドライブを研究し、どのタイプに排出量実質ゼロの生産を達成する可能性があるかを見つけることにあります。化石燃料を使用しないソリューションに向け私たちが連携することで、排出量実質ゼロの自動車を推進する際に、他の領域や部品を探索できるようになります」。

「Polestar 0プロジェクト」で開発されたソリューションには、自動車の領域を超えた影響を期待できます。ガラス、鉄鋼、アルミニウムといった資材の新しい低排出製造プロセスは、産業のさらなる脱炭素化に貢献し、社会全体に利益をもたらす可能性を秘めています。

メディア

プレスリリース
画像

お問合せ

岡部志帆(Shiho Okabe)

コーポレート・コミュニケーション

JapanPresse.TKY@zf.com