2018-09-19

ハノーバーモーターショー2018:ZF、商用車向けのクリーンなソリューションと運転 支援技術を発表

  • 自動運転とコネクティビティにより、出荷から配送までのプロセスを簡略化
  • 「ラストマイル」デリバリーの改革 -自律走行可能な電気自動車を開発
  • e モビリティと自動運転の分野に今後 5 年間で 120 億ユーロ以上を投資
  • ZF のシャイダーCEO は、事業計画は順調に進んでいると説明

ハノーバー/フリードリヒスハーフェン発 - 物流業界では、運転機能の自動化が乗用車分野より も先行しています。ZFは、革新的なコンセプトと大型投資でこのトレンドを牽引しています。例 えば、ZFの量産可能な技術と自動運転機能を装備した商用車は、すべての物流タスクを自動 で実行したり、配送ドライバーをアシストすることができます。この自律型の配送トラックは、エ ンドユーザーに届くまでの「ラストマイル」に至る荷物配送の効率を向上させます。将来的に は、配送量の増加に対処する一方で、市内中心部の交通量の削減に貢献します。ZFの戦略 において電動化と自動運転は極めて重要であり、今後5年間で120億ユーロ以上の投資を予 定しています。

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ハノーバーモーターショー2018 におけるテーマ「スマート・ロジスティクス」に基づき、ZF は自 動化、ネットワーク化、電動化を通じて、物流チェーン全体を網羅する魅力的なソリューション を開発しました。自動運転は車両の運用コストを削減しつつ、安全性と効率性も向上させるこ とから、商用車部門において一足早く普及していくと考えています。

ZF の CEO であるウォルフ=ヘニング・シャイダーは次のように述べています。 「当社は、荷物をクリーンに、安全に、時間通りに配達できるよう『ラストマイル』デリバリーの仕 組みを新しいものにしていきます。このため、パートナーや顧客企業と協力して、2 年以内に量 産開始に向けて開発を行っています。

当社が蓄積しているシステムに関する専門知識を、革新的で実用的なソリューションの形で迅 速に市場に提供するため、今後 5 年間で、電動化と自動運転の関連技術開発に 120 億ユー ロ以上を投資する予定です。

現在の低調な市場環境と技術開発費が増加している状況下においても、ZF の事業計画は順 調に進んでいます。収益目標、投資の増加、負債の削減を含め、今年度の目標は必ず達成し ます。」

ZF イノベーション・バンが宅配便業界をサポートし、道路交通の課題解決に貢献

ZF のイノベーション・バンは、インテリジェントネットワーキング、自動運転、完全電動化が、ど のような方法で、将来のニーズ、特に取扱い荷物量の増加とお客さまの要望を満たすよう宅配 便サービスを支援できるかを実証しました。同時に、この車両は、市内中心部での排出ガスや 交通量の削減にも貢献します。ZF のアプローチは宅配便業者の関心をあつめており、「すで に複数のカスタマーと具体的な話し合いが行われている」とシャイダーCEO は述べています。 ZF イノベーション・バンは、高速スーパーコンピュータの ProAI と、カメラ、レーダー、ライダー からなるセンサーセットをベースに搭載しています。

ZF イノベーション・バンは宅配ドライバーをサポートするばかりでなく、交通問題も解決します。 この完全電動トラックは、レベル 4 の自動運転機能を備えており、市街地を自律走行し、路面 標示がなくても車線内走行を維持します。また、信号と道路標識を認識し、突発的なリスクにも 対応することができます。さらに、二重駐車車両などの障害物を検知して回避することも可能 です。タブレットベースのリモコンを使用するフォローミー(FollowMe)機能は、特にドライバー に便利な機能です。2 つの届け先が十分に近く、配送ドライバーが徒歩で移動するのが理に かなっている場合、イノベーション・バンはあたかもドライバーと紐でつながっているかのように 後を追います。さらに、付近に利用可能な駐車場がない場合、運転手は次の配達先に車両を 先行して走らせておくことができ、そこで車両が自ら駐車スペースを探します。これは、二重駐 車することが多い配送トラックによって引き起こされる交通渋滞の解消にも役立ちます。

車両通行制限区域は自動運転分野において有望な市場

ZF の 2 つのワールドプレミアであるイノベーション・トラックとターミナル・ヤードトラクターは貨 物運送における重要課題に対する ZF ソリューションとなる車両で、スワップボディ、トレー ラー、およびコンテナを自動で動かすことができます。無人自動操縦機能は、倉庫や会社の敷 地内、および港湾地区などにおいて作業効率、スピード、環境適合性を向上させます。さらに、 事故や物的損害の削減にも貢献します。すなわち、このような車両は熟練労働者の不足が深 刻化する物流業界に一石を投じることになるのです。

シャイダーCEO は、「ドライバーレスの輸送車両と自動化機能は、会社内の敷地、運送会社の 倉庫、または空港や港のような物流区域で特に重要な役割を果たします。近い将来、一般の 道路よりも先に、このような区域でより多くの自動運転車を見かけることになるでしょう。コスト、 安全性、および効率性のメリットがお客様に新たな価値を生み出します」と述べています。

ZF、クラスの枠を超えた全商用車を電動化

スマート・ロジスティクスに関する ZF のアプローチは、すべての商用車をゼロ・ローカルエミッ ションにするうえでも役立っています。市街地の大気汚染は大幅に削減する必要があります。 ヨーロッパにおけるマーケットリーダーである ZF は、電動バスに関する世界中からの要望に 応える事が可能な AxTrax AVE 電動ポータルアクスルを、1,000 基以上受注しました。これら は、ロサンゼルス、ロンドンやシュトゥットガルトなどの都市で、毎年、旅客総輸送 6 千万人キ ロものゼロエミッション達成に寄与しています。

また ZF は、その他の商用車セグメントの電動化も加速します。たとえば、入替車両に導入す るために、バスとトラックの両方に適した新たな CeTrax 電動セントラルドライブを大量受注し ました。小型商用車用の電動アクスル・ドライブシステムは、2019 年中頃に量産が開始される 予定です。また ZF は、大型トラックの電動化においても先駆者であることが証明されていま す。初めて ZF と DAF 社が共同で実施した TraXon ハイブリッド商用車向けトランスミッション のフィールドテストにより、大型トラックにおける電動化のメリットが実証されました。完全電動 操縦と数々のハイブリッド機能により、5〜7%の燃料節約が可能です。これにより、大型商用 車の電動化による潜在メリットの高さが明らかになりました。

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