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2018-09-19

ZF、英国と米国のバスを電動化 ゼロエミッションでの都市走行を可能に

  • ロンドンの超低排出ガスゾーン(ULEZ)向け ZF 製電動ドライブアスクル
  • 31 台の局所的ゼロエミッションダブルデッカーバスが、ZF の電動ポータルアスクル
  • を搭載
  • 米国の複数の都市からも受注

フリードリヒスハーフェン発 – ZFが開発を進めてきた「AxTrax AVE」電動ポータルアクス ルが2つの市場で成功を収めています。英国ではロンドンの赤いダブルデッカーバスにこ の技術が搭載され、電気のみを動力として市内を走行します。英国のオプテア(Optare) 社製のこの電動バスは、世界で最も厳しい排ガス規制に対応しています。また米国では、 有力な都市バスメーカーのニュー・フライヤー・オブ・アメリカ社(New Flyer of America, Inc.)とのパートナーシップが成功を収めています。ZFの「AxTrax AVE」電動ポータルアク スルを装備した「Xcelsior CHARGE」シリーズのバス100台を、米国の複数都市の輸送機 関から受注しました。

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ZF、英国と米国のバスを電動化 ゼロエミッションでの都市走行を可能に

ZF の商用車事業部の責任者であるフレドリック・シュテッドラー(Fredrik Staedtler)は次の ように述べています。「ZF は、大都市の最も厳しい排ガス規制をクリアする純電気駆動シス テムを提供しています。『AxTrax AVE』ドライブアクスルは、完成車メーカーや市当局にとっ て、都市交通のゼロエミッション化を推進し、魅力的なモビリティを提供する理想的なソ リューションです。私はロンドンと米国の大都市圏が ZF をパートナーとして選択していただ いたことを大変嬉しく思います。」

公共交通機関をクリーンに

ほとんどの大都市と同様に、英国の首都ロンドンも大気汚染に悩まされています。公共交 通機関は大気汚染の解消において重要な役割を果たします。ロンドンの公共交通行政機 関であるロンドン交通局(TfL)は、全面的に e モビリティに注力しています。オプテア社が製 造するバスの主軸である「Metrodecker EV」は、この e モビリティに最も重点を置いていま す。「AxTrax AVE」を搭載した新型バス 31 台には、ZF のゼロ・ローカルエミッションのパワ フルで静かな駆動システムが装備されます。ロンドンは 2037 年までに市内中心部のバス をすべて電動化する予定で、この市場にはさらに大きな可能性があります。

ZF とバスメーカーのニュー・フライヤー・オブ・アメリカ社は、20 年以上にわたりパワフルで 効率の高いバスを製造するために協力してきました。今回、米国で新規受注に至った成果 は、エレクトロモビリティの時代において、両社のコラボレーションによるメリットが評価された事を示しています。2020 年までに「Xcelsior CHARGETM」シリーズの合計 100 台のバ スが、米国の複数の公共交通機関に納入される予定です。納入先には、ロサンゼルス郡 都市圏交通局、シアトルのキング郡メトロトランジット、ボストンのマサチューセッツ湾輸送 機関、ミネアポリスのメトロトランジットが含まれています。

効率性の高さと豊富な実績

AxTrax AVE は、2012 年に発売されて以来、世界中で採用されています。電動ドライブア クスルは、燃料電池、またはバッテリーからの電力で駆動できるだけでなく、両者を組み合 わせたハイブリッド構成も可能です。フラットなデザインのため、完成車メーカーはインテリ アの設計に大きな自由度が得られます。また、ZF はシステムサプライヤーとして適切な ハードウェアとソフトウェアを提供することで、駆動系システムのパフォーマンス、効率、およ びサービスライフサイクルを最適化することができます。

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Head of Technology and Product Communications

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Frank Discher

Commercial Vehicle Technology, Fleet Management Solutions and Electric Mobility

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frank.discher@zf.com