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2026-07-30

ZF、業績改善基調を維持

  • 2026年上半期の調整後EBITマージンは 5.0% となり、2025年上半期の 4.3% から改善
  • 市場環境の逆風が続く中、オーガニック成長率 0.5%となる売上高193億ユーロ(約3.6兆円)を計上

ドイツ・フリードリヒスハーフェン発 — ZFフリードリヒスハーフェンAG(下記ZF)は、2026年上半期において収益性を改善しました。調整後EBITマージンは前年同期の4.3%から5.0%へ上昇、また調整後EBITは9億6,400万ユーロ(約1,800億円)となり、前年同期の8億5,300万ユーロ(約1,595億円)から増加しました。売上高は193億ユーロ(約3.6兆円)、前年同期の197億ユーロ(約3.7兆円)から減少し名目ベースでは2.0%減となったものの、厳しい市場環境が続く中0.5%のオーガニック成長(為替やM&Aの影響を除いた実質成長率)を達成しました。さらに、調整後フリーキャッシュフローは前年同期比で5億2,400万ユーロ(約978億円)改善し、9億8,900万ユーロ(約1,850億円)となりました。

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ZF、業績改善基調を維持

「コストに対する規律の徹底、事業運営および付加価値の高い製品への注力が、成果として現れ始めています」と、ZFの最高経営責任者(CEO)マティアス・ミートライヒは木曜日、フリードリヒスハーフェンで述べました。「事業環境は依然として厳しい状況にありますが、当社は着実に前進しています。一歩一歩の取り組みが業績を改善させ、財務面での柔軟性を強化していきます。」


2026年上半期業績

2026年上半期(1月から6月まで)において、ZFの売上高は193億ユーロ(約3.6兆円)となり、前年同期の197億ユーロ(約3.7兆円)と比べ名目ベースで2.0%の減少となりました。

一方、為替変動および合併・買収の影響を除いた実質ベースでは、前年同期比0.5%の成長(オーガニック成長)を達成しました。

調整後EBITは9億6,400万ユーロ(約1,800億円)となり、前年同期の8億5,300万ユーロ(約1,595億円)から増加しました。その結果、調整後EBITマージンは5.0%となり、前年同期の4.3%から改善しました。

また、調整後フリーキャッシュフローは9億8,900万ユーロ(約1,845億円)となり、前年同期の4億6,500万ユーロ(約867億円)を大きく上回りました。 こうしたキャッシュフローの改善は、主に収益性の向上と、規律ある投資管理の継続によるものです。

ZFの最高財務責任者(CFO)ミヒャエル・フリックは、「この両要因により、当社のキャッシュ創出能力はさらに強化されました。」と述べました。

キャッシュフローは、過去に計上した事業再編引当金に関連する支払いの影響を一時的に受けました。これらの支払額は前年同期を上回りましたが、当社の長期的な変革(トランスフォーメーション)を進める上で重要な取り組みの一環と位置付けられています。

ZFが継続して進めている製品ポートフォリオの最適化は、研究開発費および設備投資額の削減にも表れています。研究開発(R&D)費は約7%減少し、16億ユーロ(約2,985億円)となりました。これにより、売上高に対する研究開発費の割合を示すR&D比率は8.2%となりました。

また、有形固定資産(工場・設備など)への設備投資額は、約19%減少して6億ユーロ(約1,119億円)となりました。

2026年6月30日時点の純有利子負債は、約98億ユーロ(約1.8兆億円)でした。また、財務レバレッジは2.75倍となり、2025年末時点の2.98倍から改善しました。利用可能流動性は70億ユーロ超(約1.3兆億円超)、その中には2029年満期、未使用のリボルビング・クレジット・ファシリティ35億ユーロ(約6,529億円)が含まれています。

2026年6月30日時点で、ZFの全世界の従業員数は149,675人となり、2025年末時点の153,153人と比べて2%強減少しました。ドイツ国内の従業員数は、2025年末の49,210人から47,068人へと4%超減少しました。


通期業績見通しを維持

今後の見通しについて、最高財務責任者(CFO)ミヒャエル・フリックは、2026年度通期目標の達成に向け引き続き順調に推移しているとの認識を示しました。当社は、売上高380億ユーロ超(約7.1兆億円)を含む、2026年度の通期業績目標を据え置いています。

2026年上半期時点の調整後EBITマージンは5.0%となり、当社が示している4.0%~5.0%の通期見通しレンジの上限です。フリックは次のように述べています。

「これは、当社の業績改善プログラムが着実に成果を上げつつあることを示しています。規律あるコスト管理と継続的な構造改革施策を組み合わせることで、年後半に向けさらに業績改善を進める十分な態勢が整っています。」またZFは、調整後フリーキャッシュフロー10億ユーロ超(約1,866億円超)という2026年度の通期目標についても、引き続き達成できるとの見通しを維持しています。

一方でフリックは、特に地政学的緊張を背景とした市場環境の不安定さが継続していることを指摘しました。こうした情勢が経済に与える潜在的な影響については、現時点ではまだ十分に評価することができないとしています。また、ドイツおよび欧州において期待されていた事業環境の改善も、いまだ実現していません。自動車業界にとって、このような状況は引き続き厳しい事業環境を意味しており、業績向上と競争力強化に一貫して取り組むことがこれまで以上に重要になっています。

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