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2018-04-03

ZF、2018年のモータースポーツプログラムを発表: SUPER GTとフォーミュラEを柱に活動を行い、幅広いニーズ に応える情報を発信

  • 「SUPERGT」のシリーズ・パートナーとして6年目を迎える今シーズン、 「TEAM KUNIMITSU」とパートナーシップを締結。「GT500」クラスへのク ラッチ供給も継続
  • フォーミュラEにおけるサスペンション・システム供給を継続。さらにトラ ンスミッションの提供と共に、来シーズンに向けたパワートレインを開発
  • 臨場感ある動画を中心に SNS コンテンツを充実させ、幅広いファンに モータースポーツへの理解を深めて頂くコミュニケーション活動を計画

ドライブライン、シャシ、およびアクティブ&パッシブ・セーフティ・テクノロジー分野 における自動車関連部品のグローバル・サプライヤーであるゼット・エフ・フリード リヒスハーフェンAG(本社:ドイツ・フリードリヒスハーフェン、CEO:ウォルフ=へニ ング・シャイダー、以下、ZF)は本日、モータースポーツ活動の詳細を発表しまし た。日本の「SUPER GT」では、新たに「TEAM KUNIMITSU」(以下、チームクニミ ツ)とのパートナーシップを結び日本のモータースポーツおよび自動車産業への かかわりをさらに深めます。また、電気自動車のF1とも呼ばれる「FIAフォーミュラ E(FE)」では、サスペンション技術と新開発のトランスミッションを供給します。さら に新しいドライブラインの開発も行っています。

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ZF、2018年のモータースポーツプログラムを発表: SUPER GTとフォーミュラEを柱に活動を行い、幅広いニーズ に応える情報を発信

ZFは、乗用車や大型商用車に使用される自動車用システム製品・技術の革新性 と信頼性の向上を目的に、世界中で幅広いカテゴリーのモータースポーツに参加 しています。日本では、アジア地域で最も人気の高いシリーズであるSUPER GT に2013年よりシリーズ・パートナーとして参画を開始しました。6年目を迎える今 シーズン、ZFは新たにチームクニミツとのパートナーシップを結び最重要市場の 一つである日本へのかかわりをさらに深めます。また、ドイツ・ツーリングカー選 手権(DTM)に独占供給を続けているZFのレーシングクラッチシステムは、今年も 「GT500」クラスのマシンに採用されます。

また、電気自動車で競う「FIAフォーミュラE(FE)」では、昨(2016/2017=第3)シー ズンからショックアブソーバを含む、サスペンション技術の提供を開始しました。 2017年12月に香港で開幕した「第4シーズン」からは、テクニカルパートナーであ る「ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム」に新開発のトランスミッションの供給も始 めました。さらに、2018年第4四半期に開幕予定の「第5シーズン」に向け、電気 モーター、インバータ、トランスミッションを一体化した全く新しいドライブラインの 開発も行っています。

その他F1では、昨年に続きフェラーリ、トロ・ロッソ、ハース、フォース・インディア がZFのダンパーを、レッドブルがZF製クラッチを使用します。またZFの製品・技術 はル・マン24時間を含むWEC(世界耐久選手権)、ダカールラリー、ニュルブルク リンク24時間レースや世界各国で開催されるポルシェ・カレラカップの車両にも搭 載されています。さらに5年目を迎えるアメリカの「IMSAウェザーテック・スポーツ カー・チャンピオンシップ」におけるシリーズ・パートナーとしての参画も含め、ZF はグローバルなモータースポーツ活動を展開していきます。

日本におけるコミュニケーション活動

モータースポーツ情報をお届けするSNSコミュニケーションでは、これまでのフェイ スブックページとYouTubeチャンネルに加えツイッターを活用します。主にSUPER GTを中心に、レース結果やドライバーのコメントなど現場からのレポートや、各種 のニュースをタイムリーに発信します。一方、フェイスブックとYouTubeでは、海外 レースやサーキットの舞台裏、モータースポーツの技術解説などをご紹介する動 画コンテンツを増やしていく計画です。それぞれのSNSプラットフォームに適した 楽しく分かりやすい内容で、幅広くファンのご要望にお応えしていきます。

モータースポーツを通し、ZFを分りやすくご紹介する窓口となる「ZFモータース ポーツ・アンバサダー2018」は、昨年に続き渡辺順子がつとめます。今年はレー スの舞台裏を独自の視点から動画でレポートし、お子様や女性を含めたファンの 皆さまに、モータースポーツの魅力について理解を深めて頂くための活動も行い ます。

一般公募から選ばれた方々にレースの現場で「夢のお仕事」に触れて頂く体験企 画、「ZFドリームジョブ」は今年で3年目となります。昨年は20歳までを対象として いましたが、今年は年齢制限を設けず、ご家族単位など幅広いかたちでの参加 希望者を募集します。

その他、SUPER GTの各レースにおいて顕著な活躍を見せたメカニックを表彰す る「ZFアワード」や、春に東京・お台場で開催される「モータースポーツジャパン 2018」への出展などの活動も継続します。それぞれの様子は、前述のSNSを中心 に、主に動画での一般公開を予定しています。

ZFの子会社で、モータースポーツ製品の開発と技術支援を行うゼット・エフ・レー スエンジニアリング社(本社:ドイツ・シュバインフルト)社長のノルベルト・オーデン ダールは次のように述べています:

「ZFのSUPER GTへの参画は6年目を迎える事ができました。シリーズ・パート ナーから始まりGT500クラスへのクラッチ供給、そしてチームとのパートナーシッ プまで、日本のモータースポーツの一員として受け入れて頂けたことをとても光栄 に感じます。これは、株式会社GTアソシエイションほか関係者の方々のご協力 と、日本のレース、自動車ファンのみなさまのサポートのおかげだと感じていま す。

昨シーズンに続きZFは、SUPER GTと次世代のモータースポーツともいうべき フォーミュラEを活動の柱に据えながら、各種のカスタマープログラムを合わせた レース参戦をグローバルに行っていきます。特に日本では、お子様からエンジニ アの方々まで、幅広いみなさまに楽しんで頂ける情報提供に努めて参ります。 モータースポーツ技術・製品の供給と共に、こうした活動を通じ、これからも日本 の自動車産業とモータースポーツの発展にお役にたてれば幸いです。」

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