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2019-07-18

ZF、ネットワーク化されたシャシで スムーズな乗り心地を実現

  • 快適性は頻繁に運転する人にとっても、将来の自動運転車の乗員と同様に重要
  • アクティブ・ダンピング、ブレーキおよびステアリング・システムを組み合わせ、「フライングカーペット2.0」を開発
  • 包括的センサー類とスマート制御アルゴリズムを備えたアクティブ・シャシ
  • ZFのシステムは、自動運転に不可欠な快適性と安全性の向上に貢献

フリードリヒスハーフェン発;ZFは乗員の乗り心地を重視した、革新的なシャシコンセプトを開発しました。「フライングカーペット2.0」は、ネットワーク化されたシャシで、不快な車両の動きから乗員を解放します。 このシステムにより、ZFは高度なセンサー類、制御ユニット、インテリジェントなアクチュエーターを統合したZFのシステムが、将来の自動運転車両の基礎となるでしょう。

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ZF、ネットワーク化されたシャシで スムーズな乗り心地を実現

ドライバーと乗員の両者の快適性も、将来の自動運転の受け入れのために不可欠な前提条件です。助手席エリアに座り、道路の曲がり、路面のでこぼこなどに対応する必要があります。頻繁に運転する人は、疲労を感じることなく快適に長距離を運転し目的地に到着できます。全自動運転車両のメリットは乗員が集中して仕事をしたり、車の中で映画を見たりできるところにあります。

乗員が道路や交通状況に注意を払っていない場合、シャシの挙動が気になる時があります。 ZFのシャシ・テクノロジー事業部バイスプレジデント、クリストフ・エルバース博士は、「完全自動運転や自律走行コンセプトの開発にあたっては、シャシの挙動が鍵を握ります。ZFの『フライングカーペット2.0』は、車両の縦、横、上下の動きほぼ完全コントロールできます」と語っています。その名の通り、「フライングカーペット2.0」は路面のでこぼこ、急カーブ、急ブレーキなどによる衝撃を和らげるように作動します。

車両の挙動をフルに制御

フライングカーペット2.0は、ZFの様々なアクティブおよびセミアクティブ・システムをインテリジェントに統合し、車体の動きを事前に予知し、緩和する動作を行って解消するZFの技術を基に開発されました。システムの核となっているのは、「sMOTION」フルアクティブ・ダンピング・システムです。これは、4つのアクチュエーターを使用し、ドライビング状況や路面コンディションに応じて四輪のサスペンション挙動を独立して制御するシステムです。

通常のダンパーは、油圧抵抗調整で入力に対応します。一方sMOTIONは、双方向に作動するアクチュエーターとして機能する非常に小型の電動モーターとポンプユニットが外部に備えられています。これらのユニットがそれぞれのタイヤをアクティブに、同時かつ個別に上下に動かすことができます。例えばコーナーリング中には内側のサスペンションが縮み、外側のサスペンションが伸びることで車体を水平に保ちます。sMOTIONはまた、加減速や旋回時、および路面のバンプを越えた際に発生するピッチ、ロールおよびリフトにも対応します。

乗員の快適性向上のため、フライングカーペット2.0コンセプトにはアクティブ・リヤステアリング・システム、「AKC(Active Kinematic Control)」も組み込まれており、高い安全性、運動性能および取り回しの良さを実現しています。低速ではリヤが逆位相に動き、高速では同位相に動く事で取り回しの良さと安定性を両立しています。例えばsMOTIONと組み合わせて使用することで、AKCはタイトコーナーにおけるリヤのパワースライドを防ぐことができます。ZFのステア・バイワイヤ―・パワーステアリングとアクティブ・ブレーキシステム「IBC(Integrated Brake Control)」、およびsMOTIONとAKCという4つのシャシ・コンポーネンツによって、ほぼすべての運転状況に対応する最適な車両運動制御を行います。

スマート・コントロール・システムがセンサーとアクチュエーターを統合

このスマートシャシの中核を成すのが「cubiX」コントロールシステムです:フィードバック制御アルゴリズムがアクティブおよびセミアクティブ・アクチュエーターを結び、制御します。このシステムは、自動車メーカーからのほぼすべての要求に対応できるよう、スケーラブルなモジュラー設計が採用されています。「ZFはアクティブ・ダンピング、フロントおよびリヤ操舵およびブレーキシステムといった全てのシャシ・コンポーネンツを手掛けています。したがって、それぞれを組み合わせてアクティブおよびリアクティブなシステムを形成し、理想的に制御するユニークなノウハウを持っています。ZFの統合システムおよびスマートに接続された機械機構は、将来の自律型都市内交通用車両を現実の物にします」と、エルバース博士は語っています。個別のアクチュエーターを最適に接続することで、快適性だけでなく運動性能と安全性の向上が可能です。

コントロールユニットは、各ホイール周辺に装備された加速度センサー及びハイトセンサーからデータを受け取ります。カメラシステムによって、フライングカーペット2.0を使用する車は事前に異常を検知したり道路標識や障害物などを認識したりすることで、予めアクチュエーター作動に備えることができます。また、住宅街以外の場所では自動的にスポーツモードやコンフォートモードに切り替えられるような設定も可能です。

お問合せ

中村典子(Noriko Nakamura)

コーポレイト・コミュニケーション

JapanPresse.TKY@zf.com

岡部志帆(Shiho Okabe)

コーポレート・コミュニケーション

JapanPresse.TKY@zf.com